
期間限定配信 ※番組の配信は終了しました。


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今回の実験 「コップは力持ち」
水を入れたコップに紙やゴム板でふたをすると、ひっくり返してもふたが落ちない──不思議ですよね。番組では空気の力(大気圧)と説明していますが、もう少しお話しましょう。
大気圧は「空気が押す力」のこと。私たちはふだん、いつも空気に囲まれた状態で生活しているので、空気の重さを意識(いしき)することはまずありません。ですが、空気は空の上の方までずーっと続いているので、実際にはそれなりの重さが私たちの身体にかかっています。親指の爪の上に空気の柱が乗っていると想像してみて下さい。空気はとても軽いですが、その柱はとても長いので、ちゃんと重さがあります。爪の面積を1平方センチメートルとすると、空気の柱はだいたい1kgくらいです(山の上ではもっと軽くなります。分かりますよね? 山の高さの分、空気の柱が短くなるからです)。

空気はつながっているので、上からも下からも押してきます。ひっくり返したコップの実験では、紙やゴム板のふたをはさんで、水の重さで下向けにかかる力と、上に押している空気の力では、空気の力が勝っています。周りの空気をなくしてしまうと、ふたが落ちるのもこれで分かりますね。
ふたをほんの少しめくるようにして、隙間(すきま)から中に空気が入るようにすると、ふたはすぐに落ちてきます。お相撲(すもう)さんをつるす『大科学実験』では、すきまができないように真っ直ぐ下に引っ張っています。でも、何度か失敗して、お相撲さんは水をかぶったそうですよ!
下のページに番組制作ウラ話を書いています。こちらも、ぜひどうぞ!