大科学実験

やってみなくちゃわからない!ホソノ

これまでの大科学実験

これまでの大科学実験
実験01 音の速さを見てみよう
実験02 空飛ぶクジラ
実験03 コップは力持ち
実験04 太陽で料理しよう
実験05 高速で止まるボール!?
実験06 リンゴは動きたくない!?
実験07 人力発電メリーゴーラウンド
実験08 声でコップが割れる?
実験09 大追跡!巨大影の7時間
実験10 象の重さは?
実験11 卵の上に立つラクダ
実験12 高速スピンの謎
実験13 暗闇に光を!
実験14 忍者になろう
実験15 本は力持ち
実験16 時速100kmの振り子
実験17 静電気でお絵かき
実験18 ボールは戻ってくる?
実験19 さわらずに球を動かせ
実験20 かなりしょっぱいウェディング
実験21 救出!てこ大作戦
実験22 みんなここに集まってくる
実験23 水深10000m!?
実験24 手作り電池カー
実験25 氷でたき火
実験26 水のナイフ

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実験07「人力発電メリーゴーラウンド」

36人の筋骨たくましい人たちが自転車型の人力発電機で、遊園地のメリーゴーラウンドを動かす実験に挑戦する。

36人の筋骨たくましい人たちが自転車型の人力発電機で、遊園地のメリーゴーラウンドを動かす実験に挑戦する。

期間限定配信 ※番組の配信は終了しました。

コラム今回の実験 「人力発電メリーゴーラウンド」

 自転車をこいで電気を起こす仕組みはわかりましたか?豆電球とモーターをつないで、モーターを指で回すとピカっと豆電球が光りましたよね。モーターを回転させると電気が起こせるのです。

 日本では電池は簡単に買えますし、室内でしたらコンセントにつなぐだけで電気を得られますが、地震など大きな災害があったときはそうもいかなくなります。このため、手回しハンドルのついたラジオや携帯電話用充電器があります。ハンドルをぐるぐる回して電気を作ります。自転車のライトもほとんどは人力発電です。車輪の回転を使って電気を起こしています。

 回転する動きと発電は切っても切れない関係にあります。コンセントに届く電気は遠くの発電所で作られていますが、発電所でも「回転」が登場します。一番わかりやすいのは風力発電でしょう。風の力で風車(タービン)を回し、この回転する動きを発電機(いわば大きなモーター)に伝えて、電気を起こしているのです。

 水力発電はダムから落ちる水など、水の流れを利用してタービンを回します。火力発電は石油や天然ガスなどを燃やして水からお湯をわかし、その時に出る蒸気(じょうき)の力でタービンを回転させます(蒸気機関車と同じ原理です)。原子力発電も熱の作り方が違うだけで蒸気でタービンを回すことには変わりありません。そのほかにも地熱発電や潮汐発電(ちょうせきはつでん:潮の満ち引きを利用)、波力発電などがありますが、どれもタービンを回します。おもな発電方式のなかでタービンが登場しないのは、太陽光発電くらいでしょう。

 さて、メリーゴーラウンドを回すには、2200W(ワット)の電力が必要でした。これがどれくらいの電力か、ピンときましたか?

 家庭用の電子レンジは機種(きしゅ)によって違いますが、だいたい500~1000Wくらいの電力が必要です。髪(かみ)を乾かすドライヤーも1000Wは珍しくありません。電子レンジとドライヤーをいっしょに使うと、あの大きなメリーゴーラウンドを回すのに必要な電力とそれほど変わりがないことになります。ふだんみなさんが気軽に使っている電気を作るのでも、あれだけの人と力が必要です。びっくりですね!

詫摩雅子/日経サイエンス編集部
日経サイエンスブログ (カテゴリーから「大科学実験」をお選び下さい。)

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