大科学実験

やってみなくちゃわからない!ホソノ

これまでの大科学実験

これまでの大科学実験
実験01 音の速さを見てみよう
実験02 空飛ぶクジラ
実験03 コップは力持ち
実験04 太陽で料理しよう
実験05 高速で止まるボール!?
実験06 リンゴは動きたくない!?
実験07 人力発電メリーゴーラウンド
実験08 声でコップが割れる?
実験09 大追跡!巨大影の7時間
実験10 象の重さは?
実験11 卵の上に立つラクダ
実験12 高速スピンの謎
実験13 暗闇に光を!
実験14 忍者になろう
実験15 本は力持ち
実験16 時速100kmの振り子
実験17 静電気でお絵かき
実験18 ボールは戻ってくる?
実験19 さわらずに球を動かせ
実験20 かなりしょっぱいウェディング
実験21 救出!てこ大作戦
実験22 みんなここに集まってくる
実験23 水深10000m!?
実験24 手作り電池カー
実験25 氷でたき火
実験26 水のナイフ

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実験08「声でコップが割れる?」

人の声でガラスのコップを割ることはできるのだろうか。楽器や機械を使って、どういう条件が必要なのか検証する。そして、いよいよ人の声でガラスのコップ割りに挑戦!果たして…?

人の声でガラスのコップを割ることはできるのだろうか。楽器や機械を使って、どういう条件が必要なのか検証する。そして、いよいよ人の声でガラスのコップ割りに挑戦!果たして…?

期間限定配信 ※番組の配信は終了しました。

コラム今回の実験 「声でコップが割れる?」

 番組では、コップをたたいて出る音を確かめていました。コップをたたいて出る音と同じ高さの声を出すことで、コップを割ろうというのが、今回の『大科学実験』です。なぜ、同じ高さの声がいいのでしょう?

 物をたたくと形が変わります。そして、元に戻ろうとします。元に戻る勢いで行きすぎてしまい、またそこから逆に元に戻ろうとします。これを繰り返すのが、振動(しんどう)です。ウルトラハイスピードカメラでのコップの変形を思い出してください。やわらかいゼリーもスプーンでたたくと、しばらくブルブルふるえていますが、この動きを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。コップの変形もゼリーの動きと同じです。コップやゼリーに限らず、物にはそれぞれ「一番変形しやすい」振動のスピードがあります。

 この「一番変形しやすい」というのがポイント。物にこれと同じスピードの振動を加え続けると、どんどん振動が大きくなっていきます。共鳴(きょうめい)や共振(きょうしん)といわれるものです。逆に、これ以外のスピードの振動では、物は大きく変形せずにすぐに止まります。

 コップが変形して振動すると、周りの空気を押したり引いたりします。このときの空気の動きを私たちは音として聞きます。振動のスピードが速ければ高い音に、遅ければ低い音に聞こえます(ゼリーを揺らしても音が聞こえないのは、私たちの耳には聞き取れないくらい低い音だからです)。コップをたたいて確かめていた音の高さが、コップの「一番変形しやすい」振動が出す音の高さだったのですね。

 音の大きさ(音量)のことを科学の世界では「音圧(おんあつ)」といいます。「圧」は圧力、つまり音圧は音が空気を押す力のことです。同じ高さの音であれば、音圧が大きい(押す力が強い)ほど大きな音として聞こえます。コップに向かって大声を出すのは、空気を押して大きな振動をコップにぶつけることです。このとき声の高さを、コップの「一番変形しやすい」振動が出す音、つまりコップをたたいて出る音と同じ高さにすれば、どんどんコップの振動が大きくなっていき、やがて変形にたえられなくなって割れる!……はずです。

下記のサイトに制作ウラ話をのせています。こちらもぜひどうぞ!

詫摩雅子/日経サイエンス編集部
日経サイエンスブログ (カテゴリーから「大科学実験」をお選び下さい。)

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